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学芸大学の歯医者 | 碑文谷さくら通り歯科・矯正歯科 *

小児矯正の基礎知識3~治療を始める時期 メリットとデメリット~

2019.09.24

皆さんこんにちは、学芸大学駅最寄りの碑文谷さくら通り歯科クリニック院長の太田です。
今月の「歯の話」は『小児矯正の基礎知識3~治療を始める時期 メリットとデメリット~』です。

いつごろから始めたらよいのでしょうか?

お子さんの歯やあごの状態や成長度合いはそれぞれのお子さんで違いますし、歯科医師の先生にもそれぞれの考え方があります。あごの骨の成長をコントロールすることを主眼に置くと、あごが活発に成長する時期、上あごの場合7~8歳、下あごでは11歳からの2~3年間に合わせて治療を行うと効果が大きいとされています。この時期も男の子と女の子では差がありますし、もちろん個人個人で変わってきます。

メリットとデメリットは?

以前にも書いた、成長期なのであごの骨の成長をある程度コントロールできる、という点に加えて、メリットとしては、

  • 永久歯を抜歯する可能性が低い・・・これもあごの成長をコントロールできることに起因します
  • 歯を動かしやすく、動くのも速い・・・あごの骨がまだ柔らかいので
  • 費用的に安くすむことが多い、ただし適切な時期に治療を行えた場合

などが挙げられます。

次にデメリットとしては、以下が考えられます。

  • 通院期間が長くなることがある・・・永久歯がすべて生えそろうまで経過観察が必要なため。
  • むし歯になりやすい・・・子どもの歯は柔らかいこと、矯正中は歯みがきがしにくく行き届かなくなりがちなこと、などに因ります。途中でむし歯になって治療が必要ということになると矯正の方は中断ということもあります。矯正治療を始める前にむし歯を治しておくことに加えて、矯正治療中も口腔ケアは大切になってきます。
  • 子どものモチベーション次第で効果が出ないこともある・・・特に着脱式の矯正装置の場合、ご家庭で取り付けることになるので、お子さんのやる気が重要になってきます。

矯正治療に限らず、医師とよく話をして、納得して治療に入ることが重要です。なかでも矯正治療は治療期間も長く、費用もかかるので、少しでも不安や疑問があれば、専門医に相談するのがよいでしょう。

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