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口腔がんは早期発見が大切です
2020.01.03
昨年、芸能人の方が口腔がんにかかられた事もあり、以前に比べ口腔がんへの関心が高まっているのでは無いでしょうか?
口腔がんは、早期発見されれば、そのほとんどが完治します。
特に前がん病変の段階で治療を受ければ、再発や口の機能障害はほとんどありません。
口腔がんの多くは直接目に見える部分にできるので、定期的に歯科検診を受ければ、比較的容易に発見できます。
先日、口腔ガンのについての講習会に参加してまいりました。
口腔がんの発生に係る要因は数多くありますが、代表的なものは喫煙と飲酒です。これまでの研究では、喫煙者の口腔がんの死亡率は、非喫煙者の約4倍とされ、重度の飲酒もハイリスク因子と考えられています。
また、その他の原因としては、不潔な口腔衛生状態、虫歯のとがった部分または合わない入れ歯を長期使用することにより口腔内が持続的に刺激されることなどが考えられます。
このようなことから生活習慣を改善することで癌になりにくくなります。
口腔がんのできやすい場所は舌・歯ぐき・頬の粘膜ですが、中高年齢の方は、毎月1回のセルフチェックを強くお勧めします。
特に、喫煙や飲酒等の習慣がある方は、怪しいと思ったら直ぐに、かかりつけ歯科医や総合病院の歯科口腔外科を受診して下さい。