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学芸大学の歯医者 | 碑文谷さくら通り歯科・矯正歯科 *

数字で見る歯の喪失

2023.08.03

 厚生労働省の調査で「歯科疾患実態調査」というものがあり、歯に関するいろいろなデータを発表しています。今回はそのなかでも、「ヒトの歯は何歳くらいで抜け始めるのか」に着目してみました。

 

 

 まず最初の表は「喪失歯所有者率の推移」です。これは歯を一本でも失っている人の年代別割合です。 35~39歳までは20%程度なのに、50~54歳では60%を超えています。

 次の表は「1人平均喪失歯数の推移」です。これはひとりの人が平均で何本の歯を喪失しているかを表したものです。

 ここでも35~39歳までは0.3本なのに、50~54歳では2本になっています。特に45~49歳と一つ上の50~54歳の差は20%以上です。

 

 

 喪失本数の方は1本目を失うと、その後は残った歯に負担がかかるのか、どんどん減っていく傾向が見られます。

 数字にはっきり表れているように、40~50歳代で多くの人が歯を失っています。
失った原因は1位が歯周病(約4割)続いてむし歯(約3割)などとなっています。

 40代、50代と言えば、働き盛りでお口のケアを気にしている時間はないかもしれません。

 しかし、今まで酷使してきた歯にもちょうど疲れが出る時期だと考えて、ブラッシングなど日常のケアや、時には時間を作って歯の定期検診に通われてみてはいかがでしょうか。

 その結果、仕事や日々の生活にいっそうの活力をもたらしてくれるかもしれません。

歯周病学会認定医  碑文谷さくら通り歯科 院長 太田彰人

 
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