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学芸大学の歯医者 | 碑文谷さくら通り歯科・矯正歯科 *

頬杖と寝相と歯並び

2024.07.03

男女を問わず、歯並びが美しい人は好印象を持たれやすいし、歯を見せることに抵抗もないですから、
大きく口を開けて笑うので笑顔も素敵・・。
そんな気がしませんか。
自由診療であっても、矯正歯科に通う大人も増えていると聞きます。
美しいことに越したことはない歯並びですが、何気ない姿勢やくせで自ら歯並びを悪くしてしまうことも少なくありません。


例えば、頬杖です。
頬杖をつくと、体重の10%の重さがあると言われる頭を一点で支えていることになります。
歯は、そんなに強くない力がかかっただけても動いてしまいます。アゴなどに 50gの力が1時間加われ
ば、骨が変形したり、歯が動く
ことがあると言われています。
頬杖の手が当たっている部分の歯が舌側に入り込んで、頭の重さで歯列が内側に傾いてしまいます。

寝相はどうでしょう。
横向き寝の癖のある方の場合、頭の重みが下側になっている方の顔にかかります。その結果、下側になる顔やあごの成長が妨げられて、顔のゆがみにつながり、歯並びにも影響を及ぼすことがあります。
とくにお子さんの場合、アゴの成長期で、かつ永久歯へ生え替わる時期ということもあり、歯並びが悪くなってしまう例が多くみられます。


うつぶせ寝の場合も、左右どちらか下側になっている方に同様の影響が出ます。また、うつぶせ寝は鼻で呼吸しづらいため口呼吸になりやすく、それが原因で出っ歯になる可能性もあります。

このように無意識にしていることで、実は自分の体に害を及ぼしている習慣や癖もことを「態癖」といいます。
態癖には、口に関係するものだけでも、頬材、横向き寝、うつぶせ寝、肘枕、指しゃぶり、片噛み、唇の巻き込み、口呼吸、食いしばり、などいろいろあります。
態癖は本人は自覚していないことも多いので、周りの人の気づきや適切な声かけが必要です。

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