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学芸大学の歯医者 | 碑文谷さくら通り歯科・矯正歯科 *

口臭を抑える生活習慣

2024.11.21

こんにちは、学芸大学の歯医者 碑文谷さくら通り歯科 院長の太田です。

歯科医師になって26年、これまでの数多くの症例を見てきた中で今回は「口臭を抑える生活集患」について書いていきます。

私たちは多かれ少なかれ、ほかの誰かと接しながら生活を送っています。
そんな毎日のなかで、口臭で相手に不快感を与えてしまうようなことはできれば避けたいものです。
今回は食事などを中心に生活習慣のなかで口臭を抑える方法を考えてみます。

口臭の原因はいろいろありますが、その8〜9割はお口の中にあります。
そのなかで多いのは、口の中の粘膜の細胞が剥がれ落ちたものや、歯にはさまった食べかすなどが腐敗し、揮発性硫黄化合物となって悪臭を放っている場合です。


揮発性硫黄化合物は、硫黄化水素(卵が腐ったようなにおい)、メチルメルカプタン(生臭い、魚や野菜が腐ったようなにおい)、ジメルサルファイド(生ゴミのようなにおい)などでこれらが混ざり合って不快なにおいとなります。


揮発性硫黄化合物などと聞くとやっかいなもののようですが、これらの腐敗物は、食事をしたり、歯を磨いたり、うがいをしたり、というようなことで取り除くことができます。


また、1日のなかでは、口臭は早朝が最も強く、食後に口臭が減ります。昼食前や夕食前も口臭が強くなります。

これは食事やうがいなど口腔活動から時間が経過するほど口臭が強くなることを示しています。
さらに、唾液には口臭予防に関連した洗浄作用、抗菌作用、粘腹保護作用などがあり、睡液の分泌量が
口臭に大きく関わってきます。


これらを踏まえて、口臭を抑える生活習慣を考えてみます。


●まず、朝は朝食を摂らない方がいますが、口臭予防のためにも朝食を摂りましょう。どうしても時間が取れないとすれば、せめてうがいだけはして、腐敗物を流しましょう。


●昼食前やタ食前に口臭を指摘されたりする方は、食間にティータイムの時間を作るなどすれば効果があります。


●さらに、朝食に限らず食事は流し込めるようなものより、よく噛まないと食べられないものをできるだけ選ぶようにして、唾液の分泌が盛んになるようにしましょう。


食事の時間もゆっくり取って、よく噛むことを意識していただければよいと思います。


●早食いの習慣が抜けないという方は、自宅で食事をとるときなどに食材を大きめにカットして調理すると自ずと噛む回数が増えるので、やってみてはいかがでしょう。


●さらに加えるとよい習慣が舌の清掃です。歯みがきの前に行います。力を入れすぎて、舌の表面を傷つけてしまわないよう注意します。


口臭の問題の多くは上記の方法で抑えることができますが、歯周病などその他の原因で起こることもあります。

症状が改善されないと感じるときには、歯科医院に相談してください。

碑文谷さくら通り歯科 

院長 太田 彰人

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