03-3714-6480
ネット予約
LINE インプラント
* *

ブログ

学芸大学の歯医者 | 碑文谷さくら通り歯科・矯正歯科 *

本格的な寒さを迎え、誤嚥性肺炎の予防

2019.03.12

誤嚥性肺炎という言葉をよく耳にします。

一般的に肺炎といわれるものと誤嚥性肺炎と何が違うのでしょう?

誤嚥性肺炎読んで字のごとく誤まって肺に入ってしまった細菌が原因となり肺炎を起こす肺炎ですが普通の肺炎とは何が違うのでしょう?

普通の肺炎は、一般の社会生活を送っている人、すなわち健康な人あるいは軽度の病気を持っている人に細菌やウイルスなどの病原微生物が感染して、肺に炎症を起こす病気です。

一方誤嚥性肺炎は外からの細菌やウイルスではなく口腔内の唾液や細菌が誤って気道に入り込むことで起きる肺炎です。誤嚥は特に夜間に起こりやすく、誤嚥を起こしても「むせ」などの自覚症状がないことがあります。これを繰り返すと誤嚥性肺炎を起こします。

ですから誤嚥性肺炎を予防するにためには口腔内の細菌の量を減らすことが重要な要素となります。特に要介護高齢者において口腔衛生状態を良好に保つことにより、肺炎を予防することが報告され、介護予防という視点からも注目されています。

誤嚥性肺炎の予防

予防には2つあります。

1、機能的口腔ケア

口腔機能を保持し回復させることによ咀嚼、嚥下、発音などの機能の衰えを防ぎます。

いくつにになっても機能的口腔ケアで介護予防!!

機能的口腔ケア 写真1 機能的口腔ケア 写真2 機能的口腔ケア 写真3 機能的口腔ケア 写真4
できるだけ舌を前に出して、舌の可動範囲をひろげましょう。 舌で左右の口の両端をなめるように動かします。これによって、動きにリズムが生まれます。 舌を上あごにつけます。食べ物を上あごでおしつぶす練習になります。 唇をしっかり閉じる練習です。唇の筋肉を整えることにより、食べこぼしを防ぎ、飲み込みを助けてくれます。

 
(写真:静岡県在住・秋元さん 100歳)
出典:デンタルハイジーン 2004年5月 医歯薬出版株式会社
 
2、器質的口腔ケア
 

口腔内の歯や粘膜、舌などの汚れを取り除くことにより口腔内の細菌数をできるだけ減少します。

ケアを実施した人たちと口腔ケアを実施しなかった人たちを比べると、肺炎の発生率はおよそ40%減少させる効果もあります。

しかし実際自分以外の口腔内の掃除をすることは困難です。

高齢者歯科を専門に行っている先生が「普通の人にとっては自分以外の人の口の中はブラックボックスでどのように掃除をしていいかわからないものです!」おっしゃっていました。

要介護者の方は特に通院するのが困難でお口の中で困っていることがあってもなかなか相談することができないのが現状と思います。

上記のようなことでもしお困りの方がいらっしゃいましたらご相談ください。

 

 

* *
*
ネット予約
LINE インプラント