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学芸大学の歯医者 | 碑文谷さくら通り歯科・矯正歯科 *

⻭の再治療

2020.07.22

レジン充填・・・5年、アマルガム充填・・・7年、インレー・・・6年、クラウン・・・7年、ブリッジ・・・8年
これらは歯の治療に使う詰め物やかぶせ物の平均耐用年数です。長いような短いような…人によって感じ方はさまざまでしょう。また技術の進歩で耐用年数も向上しています。しかし言えることは、治療した歯でも永遠には持たないということです。

むし歯になって歯医者さんのお世話になります。先生はその時点では考えられる最善の処置をしています。治療が終われば以前と変わらぬ食生活を取り戻すでしょう。けれども、何年かの時間が過ぎると、詰め物やかぶせ物が取れてしまったり、歯とのすき間にむし歯ができてしまったりして、同じ歯をもう一度治療することになったことがある方も、少なからずいらっしゃると思います。どうして再治療になってしまうのでしょうか、また、再治療にならないように歯を長持ちさせるにはどうしたらよいのでしょうか。

再治療になってしまう原因のなかで一番多いのは、むし歯の再発です。まず治療で金属などを詰めたりかぶせたりした歯は取り付けた人工物と残っている歯の境目に汚れが溜まりやすくなります。そこにむし歯ができてしまうのです。またその二つは、セメントなどの接着剤で強く着けられていますが、時間とともに疲労が出てきて、すき間などができて、そこからむし歯になってしまう場合があります。
次に多いのは、歯の中の炎症や歯の腐敗だそうです。最初に治療の際にむし歯菌を完全に除去できなかった場合や、神経を抜いた歯がもろくなって、むし歯菌や歯周病菌が増えてしまうケースです。
他に原因として多いものとして、接着剤の劣化でかぶせ物が外れ再治療となる場合などがあります。このように原因はさまざまですが、現在の歯科医療技術では、100%再治療にならないという治療を実現するのは難しいと言えるでしょう。

私たちにできる、治療した歯を少しでも長持ちさせる方法です。それは月並みですが毎日のブラッシングと歯の定期検診です。治療した歯は汚れが溜まりやすいと肝に銘じて、丁寧にブラッシングしてください。
また、歯の定期検診では、歯のクリーニングでご家庭でのブラッシングでは落としきれないプラークや歯石を取り除いてくれます。加えて、歯科医師や歯科衛生士などの専門家に歯の状態をチェックしてもらうことで、早期発見ができます。再治療となっても、より簡単な治療で終わらせることにつながります。

最新の歯科治療では、接着力が高い充填剤・接着剤として、接着性レジンなども使われるようになっていますし、レーザー治療などより安全確実にむし歯の部分を取り除く技術や、治療した歯を長持ちさせる技術も出てきているので、かかりつけ歯科医の方に相談してみるとよいでしょう。

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