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顕微鏡による精密治療を行っています。
2020.01.10
顕微鏡による精密治療を行っております。
下の写真の通り裸眼では識別することが出来ませんが、お札を顕微鏡で覗いてみると「NIPPONGINKO」と小さく印記されているのが見えます。
では顕微鏡で治療すると何が良いのでしょうか?
顕微鏡を用いることで肉眼の4~24倍の大きさで見ることができるので、
主に以下の分野で精密に治療ができます。
1、う蝕(むし歯)治療
むし歯の見逃しがより少なくなります。
う蝕になっている部位を感覚に頼ることなく、視覚的に確認し治療することができます。
また精密な治療が可能になることで、歯を削る量を最小限にし再発を少なくすることにより、歯の寿命を伸ばすことができます。
2、根の治療
従来の根管治療は歯科医の経験と勘を頼りに行っていました。
しかし、マイクロスコープを使用すれば肉眼では見ることができなかった根管の細部まで拡大して見られるので、安全で正確な治療ができるようになります。
またアメリカでは、歯根治療の専門医にはマイクロスコープ使用が義務付けられています。
このように、顕微鏡により肉眼では見えないぐらい小さなむし歯を早期に発見することができれば初期段階での治療が出来ますし、暗く狭い根管部分(歯の根の部分、神経が入っている管)も、顕微鏡治療では明るく拡大出来ますので、従来のレントゲンを参考にしながら経験と勘を頼りに施す治療とは大きな差が出ます。