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学芸大学の歯医者 | 碑文谷さくら通り歯科・矯正歯科 *

唾液をいっぱい出そう

2020.09.24

学芸大学の歯医者、歯科医院なら碑文谷さくら通り歯科

私たちが生きていくうえで大切な役割を果たしている唾液・・・そのはたらきを少しあげてみると、食べ物と混ざり合い、消化を助ける、口のなかを洗浄して、細菌の増殖やむし歯・歯周病、口臭まで防いでくれる、などなど。そんな唾液ですが、ストレスや年齢とともに、その分泌量が減ってきます。今回は唾液をたくさん出す方法について考えてみましょう。

もちろん人によって差はあるのですが、ヒトは1日に1~1.5リットルあまりもの唾液を作っています。唾液は唾液腺というところで作られ、そのなかでも95%は大唾液腺という器官から分泌されます。大唾液腺には、耳下腺(じかせん)、顎下腺(がっかせん)、舌下腺(ぜっかせん)があります。耳下腺・顎下腺・舌下腺ですからその名のとおり口の周りにあり、さらに口の周りにはほかにも小唾液腺と呼ばれる小さな唾液腺があります。唾液を多く出るようにするために、これらの唾液腺を刺激してあげましょう。

まずやっていただきたいことは、よく噛むことです。噛む回数を多くして、噛み応えのあるものを摂るようにします。酸味のあるものも唾液腺を刺激します。
水を多めに飲むこともおススメです。唾液の分泌という面からみれば、利尿作用があるコーヒーやお茶よりも水の方が効果的です。

続いて、舌の運動で唾液腺を刺激しましょう。舌を前に出す、舌を出して左右に動かす、舌で上下の唇の内側、左右の頬の内側を押す、舌を回転させる、というような簡単な体操で唾液が出やすくなります。
唾液腺を直接マッサージする方法も有効です。

耳下腺…
頬と耳たぶの間に指をあてて奥から円を描くように回す
顎下腺…
耳の下からあご先まで内側の何ヶ所かを指先で押す
舌下腺…
顎の真下から舌を突き上げるように両方の親指で押し上げる

という感じでマッサージを行います。

また、たくさん話すことは、すなわち口や舌をよく動かすことになり、舌と頬の筋肉を運動させて唾液を出すことにつながります。パタカラ体操というお口の体操をご存じでしょうか。「ぱっ、ぱっ、ぱっ、ぱっ」「たっ、たっ、たっ、たっ」「かっ、かっ、かっ、かっ」「らっ、らっ、らっ、らっ」とゆっくりはっきりと発音するというものです。この体操は、唾液の分泌を促すだけでなく、噛む力、飲み込む力を向上させます。

これまでご紹介した方法で唾液の分泌は盛んになります、しかし夜の間は唾液はあまり出ません。その影響もあって夜間は口のなかで細菌が繁殖しやすくなります。むし歯や歯周病を防ぐという面から、そして朝、目覚めたときの口のなかのネバツキや口臭を防ぐという意味からも寝る前のお口のケアは丁寧に行ってください。

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