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学芸大学の歯医者 | 碑文谷さくら通り歯科・矯正歯科 *

いびき 息ができなくなることも?

2023.04.25

いびきは周りの人に迷惑をかけるということで、元来あまり歓迎されないものですが、最近では、睡眠時無呼吸症候群など、自身の健康にも影響があるということが知られるようになり、できるだけ治したいもののひとつでしょう。


いびきはのど(上気道)でかきます。狭いのどに無理やり空気を通そうとしていびきが生じているのです。
この部分はもともと狭いうえに、周囲に骨による支えがなく、周囲の筋肉でささえられています。
眠るとこの筋肉の働きが弱まるため、のどが狭くなり、いびきをかきやすくなります。

お酒を飲んだ場合も、筋肉が緩むので、ふだんいびきをかかない人もいびきをかいたりします。
扁桃腺やアデノイドが腫れたり、のどちんこや舌が大きかったりすると、上気道が狭くなりいびきは出やすくなります。
同様に肥満の人は、のどの周りに脂肪がつくので、いびきをかきやすいのです。
その他にもアレルギー性鼻炎や鼻ポリープ、蓄膿症などの鼻づまりをおこす病気が原因となることもあります。

いびきは、狭くなったのどが鳴っている状態ですが、のどがさらに狭くなると、息を吸うときに気道の壁が吸い寄せられて閉じてしまい、息ができなくなる状態になることがあります。
これが無呼吸(閉塞型無呼吸)で、それが頻繁に起こり、様々な症状が引き起こされるのが睡眠時無呼吸症候群です。

無呼吸状態になっても、苦しくなると、無意識のうちに脳から指令が出て、呼吸するので、すぐに窒息すると言うことはまずありません。

しかし、無呼吸状態から慌てて息を吸うという行為を睡眠中に何十回も何百回も無意識に行っているので、当然良質な睡眠はとれず、朝起きたとき頭が重く、昼間も眠気が強く、集中力がなくなります。
他にも、夜間の尿量・回数が多くなる、夜間発汗が多くなるなどの症状が出ることがあります。 無呼吸のため酸欠状態になり、循環器系や呼吸器系に影響を与え、やがては高血圧、不整脈、心不全、などの合併症を起こすこともあります。

いびきを解消する方法です。まず、軽度のいびきの場合はちょっとした工夫や日常生活の改善で治ることもあります。
具体的には、横向きに眠る、枕を低くする、アルコールを控える、減量・ダイエットする、点鼻薬を使うなど、をやってみるといいでしょう。
これらの対策でも効果のない方、無呼吸症の方は、専門的な治療を受ける必要があります。
睡眠時にマウスピースや鼻マスクを装着していびきを防ぐ方法、外科的手術を施していびきの原因を取り除く方法などがあります。専門的治療の相談は、呼吸器科、内科、耳鼻咽喉科のほか、歯科医院でも相談できる医院があります。

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