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新型コロナウイルス(COVID-19)感染予防対策講習会に参加してまいりました。

暑い日がつきますね。

オリンピックの開催には賛否両論ありましたが、日本のメダルラッシュで盛り上がっています。

一方で変異株の影響もあり新型コロナウイルスの感染者数が増加してきており、今まで以上の対策が望まれます。

患者様には少しでも安心して通院していただけるようにと思い、先日感染予防対策の講習会に参加してまいりました。

 

当院では、新型コロナウイルス(COVID-19)感染患者の増加に際して、治療にかかわる当院の医療スタッフ及び患者様の院内感染予防と当院がクラスターの発生源となることを防ぐため、当面の対応として以下の注意喚起をしております。
加えて当院スタッフにも以下に該当する場合は、欠勤するよう勧告しております。

院内感染対策につきましては、院内環境の整備と消毒、充分な換気、患者様同士の密な接触の機会を減らす、標準予防策(スタンダードプリコーション)の遵守と接触飛沫感染への可能な限りの配慮をしております。治療の継続に関してご不安のある方はご相談ください。

お⼝とストレスの関係

「ストレス」という⾔葉を聞かない⽇がないくらい、世の中は「ストレス」にあふれています。私たちの⻭やお⼝のなかはストレスの影響を受けているのでしょうか。 疲れがたまると⻭が痛む、という⽅はいらっしゃいませんか。仕事で残業などが続き、疲れてくると、⻭ぐきが腫れる、⻭がグラつく、昔のむし⻭がまた痛む、などの症状が出てくることがあります。これらの症状による痛みや不快感は、ストレスが直接もたらしているわけではありません。

しかし、普段はからだが本来持っている抵抗⼒で症状が出ることを抑えていたものが、ストレスが⾼まり、寝不⾜や疲れ気味になって、少しいつもの抵抗⼒が落ちてしまい、その隙をついて痛みがあらわれているのです。 痛みや不快感はやがてストレスが解消され疲れが取れてくれば、感じなくなります。また同じようなことが起きたときには再発するのですが、ストレスが解消すれば治まるので、わざわざ⻭科医院に⾜を運ぶのは億劫になりがちです。

けれども何の問題もないところに、痛みが出るはずはない、と考えてください。⻭周病が原因で⻭ぐきの腫れや⻭のグラつきが出ているのかもしれませんし、昔のむし⻭が痛むのは治療が完了してから時間を経たので、何らかの変化が起きているのかもしれません。 これらの症状は放っておいても良くはなりません。けれども、この程度の症状であれば初期段階のことが多いので、治療しても期間も費⽤もそれほどかかりません。これを機会に⻭科医院に⾏かれてはいかがでしょうか。

さて、極度の緊張を強いられる場⾯…⼈前でのスピーチなど…では、⼝のなかがすっかり乾いてしまって、張り付いてしまうことさえあります。この症状もストレスのあまり、唾液が出にくくなってしまっていることが原因です。スピーチ程度の短い時間であれば、ほとんどの場合、問題ではありません。 しかし、慢性的に唾液の分泌が少ないドライマウスも、ストレスが原因のひとつだと⾔われています。ドライマウスになると、⼝のなかが渇く、ネバネバしてくる、しゃべりにくい、⾷べ物を上⼿に呑み込めない、などのほか、⼝臭がひどくなることがありますし、唾液がむし⻭を予防する機能も低下します。

また、⻭ぎしりや⾷いしばりといったブラキシズム(⼝腔内悪習慣)もストレスと関係があるとのことです。これらは脳が無意識に精神的ストレスを発散させるために⾏なっていると考えられています。ブラキシズムは、⻭の摩耗、⻭の神経の炎症、被せ物が取れてしまう、など⻭に悪影響が出ますし、顎関節症になってしまう恐れもあります。頭痛や肩こり、⽿鳴りなど全⾝に影響も懸念されます。

私たちが⽣きていくうえでは、ストレスは避けて通れないものかもしれません。できるだけ上⼿に付き合って、お⼝の健康、からだの健康、そして何より⼼の健康を保ちましょう。

指しゃぶりから卒業

ずっと治らないのでは…、と不安な気持ちにもなるお⼦さんの指しゃぶりですが、個⼈差はあったとしても成⻑とともに⾃然に治まるものです。
しかし、学校に進む年齢になってもやめられなかったり、できれば早い段階で指しゃぶりから卒業させたいと、お考えになるお⽗さんお⺟さんもいらっしゃると思います。指しゃぶりを上⼿にやめさせる方法を考えてみましょう。

最初に意識してほしいことは、指しゃぶりをやめさせるのにあたって、指しゃぶりを指摘して注意したり、叱ったりするのはお⼦さんにとって⾮常なストレスになるので、あまりよくないということです。

ひとつのアプローチとして、まず指しゃぶりのことを忘れさせてしまうことを考えてみましょう。⽇々の成⻑のなかで遊びで⼿を使うようになると、指しゃぶりはしないようになってくるので、手遊びをたくさん教えてあげるのはよい⽅法のひとつです。
また、本を読み聞かせするときはいっしょに本を持つようにするなど、手を使わせる⼯夫はいろいろ考えられると思います。寝るときに指しゃぶりをするときは、手をつないで寝るようにするというのはどうでしょうか。指は使えなくなるし、スキンシップで安らかな気持ちで眠れるでしょう。

こちらの⾔うことが理解できる年齢になれば、「指しゃぶりはあまりいいことではない」ということを⾔って聞かせるという方法もあります。
具体的に⾔うと
⻭並びへの影響…「お話やお歌がうまくできなくなっちゃうよ」
⾃尊⼼・羞恥⼼に訴える…「赤ちゃんみたいだからだんだんやめていこうね」
衛⽣⾯…「⼿にはバイキンがいっぱいついているよ、なめると汚いんだよ」という感じでしょうか。
もちろん、指しゃぶりをしないよう気を付けている、指しゃぶりを我慢している、というお⼦さんには「褒める」ということも⼤切です。

そういった⼯夫をしてもなかなかやめられないときは、指しゃぶり防止グッズもあります。指に着けて指しゃぶりの感覚が得られなくするものや、⼈体には無害ですが少し苦い味のするコート剤などもあります。

どの⽅法をやってみるとしても、お⼦さんにもご両親にもストレスとならないよう気軽な⼼持で取り組んでください。⻭科医や⼩児科医もさまざまな例に対応できますので、かかりつけの先⽣に相談してみるのもよいでしょう。

酸蝕⻭ってなんのこと︖

タイトルの「酸蝕⻭」という⾔葉⾃体は初めて聞かれたという⽅も多いと思いますが、字⾯から⾒て「酸に蝕まれた(むしばまれた)⻭」のことかなとお判りになる⽅もいらっしゃるかと思います。健康⾯での良さを再認識されている⿊酢、スポーツ時の⽔分補給に飲まれるスポーツドリンク、美容にも良いとされるビタミンCを多く含む柑橘類、どれも体に良いとされています。けれども⻭にとってはあまりありがたくない⾷べ物なのです。

「酸蝕⻭」=「酸に蝕まれた⻭」とはどういうことでしょうか。それは、酸性の強い場所…例えばメッキ工場など酸を取り扱う職場など…で酸を吸い込んだり、酸性の強い⾷べ物や飲み物を摂ることによって、溶けてしまった⻭のことです。
むし⻭も同じように⻭が溶けますが、むし⻭の場合は原因が細菌ということで、原因が酸である酸蝕⻭は別に区別されています。酸蝕⻭も症状が進んでくると知覚過敏やむし⻭のような痛みが出ます。

私たちの⻭は、pH(⽔素イオン指数)が5.5以下の酸性の⾷べ物・飲み物に⻑時間触れると溶けてしまいます。コーラなどの炭酸飲料や栄養ドリンク、スポーツドリンク、⿊酢、ワイン、ビール、オレンジジュース・野菜ジュースなどの飲み物、レモンやみかん、グレープフルーツなどの柑橘類、ドレッシングやぽん酢、しょうゆなどの調味料なども、pH5.5以下に当てはまります。
それらはごく⾝近な⾷べ物・飲み物で、健康にもよいとされているものも多く、私たちにとって⽋かすことのできないものなのですが、摂るときには、その摂り⽅に多少の注意を払う必要があります。

摂り⽅でまず気を付けたいことは、お口のなかの酸性状態が長く続かないようにすることです。ダラダラ飲みやダラダラ⾷べはしないようにしましょう。さらに、⽇ごろからフッ素⼊りの⻭みがきなどを使⽤して、⻭質を強くすることも有効です。ほかにも軟らかい⻭ブラシを使う、酸性の飲み物を飲むときにストローを使う、などをすれば少なからず予防となります。
また、からだには良いことをしているようで、問題なさそうに⾒えるけれども、酸蝕という⾯から⾒るとあまりよくない、ということもあります。例えば、私たちはよく運動中や運動後にスポーツドリンクを飲みます。これは⽔分補給・栄養補給としては⼤切ですが、運動をすることによって、口のなかが乾いて唾液の量も少なくなっていると、酸がいつまでもとどまってしまう危険があります。できるだけ早いタイミングで⽔を飲んで、口のなかを中和するとよいでしょう。

ほかにも、⾷後すぐに⻭磨きをするということも良い習慣のように⾒えます。ですが、酸性の強い⾷事を摂っていたとしたら、酸によって⻭の表⾯のエナメル質が少し軟らかくなっているかもしれません。唾液の働きで中和されてエナメル質が元の状態に戻るのには30分くらいはかかります。⾷後すぐに⻭を磨くと、まだ軟らかい状態のエナメル質に悪い影響を及ぼすかもしれません。そのときの献⽴が酸性が強かったかどうかは、簡単には判断できないので、⾷後の⻭磨きはいつも30分以上経ってから⾏うのがよいでしょう。

⽇常の⽣活のなかで酸蝕というものは避けることはできませんが、正しい知識に基づいて予防をしていけば、健康⾯のメリットを享受しながら、うまく付き合っていけるでしょう。

⻭にものが挟まってイライラ

皆さんはこんな⾔い回しを使うことがありますか。「奥⻭にものが挟まったよう…云々」。思っていることをストレートに⾔わないで遠回しに婉曲して表現する煮え切らない様⼦を⾔ったものですが、実際に⻭にものが挟まったときにも、まどろっこしさ、煩わしさやイライラが募ります。

⻭に挟まりやすい⾷べ物と⾔えば、野菜やイカ、⾁など筋が多いような⾷品が思い浮かびますが、こちらの⻭そのものにも挟まりやすい状態というものがあります。

まずはむし⻭です。⻭と⻭の間がむし⻭になって、くぼみができているときや、むし⻭が進⾏して⻭冠部が⽳になっているとそこにものが挟まってしまいます。こういった状態はむし⻭を治療することで解決します。むし⻭を治療して被せた詰め物や被せ物と、隣り合った⻭との間にすき間があって、そこにものが挟まってしまうこともがあります。そのような場合は被せたものを調整してすき間にならないようにします。

⻭周病の症状でも挟まりやすくなることがあります。⻭周病で⻭がグラグラした状態になると隣の⻭との接触が弱くなります。噛み砕かれて⼩さくなった⾷べ物の破⽚が、その弱くなった接触部分に⼊り込んでしまうことがあります。⻭の動揺が治まるようブラッシングを中⼼とした⻭周病のケアを⾏います。
また、⻭並びによって、周りの⻭との間に⼤きな段差が⽣じるほどであると、物が挟まってしまいやすくなることがあります。⻭を削ったり、詰め物や被せ物を使ったり、矯正治療をして治すこともあります。

⻭にものがよく挟まって気になるとしても、つまようじや⻭ブラシで容易に取れて、むし⻭になっているというわけでもなければ、さしあたって治療は必要ないかもしれません。しかし、いつも同じところに、たびたびものが挟まるという状況が続くと、あらたにむし⻭になったり、⼝臭の原因となったり、そこから気づかないうちに⻭周病が進⾏したりする場合もあるので、注意が必要です。

⻭にものが挟まったときは、すぐに取り除きたいものですが、挟まり⽅によっては、いつものつまようじやブラッシング程度では取り除けないこともあります。そのような場合でも⻭間ブラシやデンタルフロスのような補助器具を使えば、取り除けることもあります。
これらの補助器具は正しい使い⽅をしないと⻭や⻭ぐきを傷めてしまうおそれがあります。使い⽅に不安のある⽅は、⻭科医院などで正しい使い⽅の指導を受けることをお奨めします。

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