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最近入れ歯が合わない。どうすれば良い?

こんにちは、学芸大学の歯医者 碑文谷さくら通り歯科 院長の太田です。
歯科医師になって26年、これまでの数多くの症例を見てきた中で今回は「最近入れ歯が合わない。どうすれば良い?」について書いていきます。


「外れやすい」「噛むと痛い」「話しづらい」

——そんな入れ歯のトラブルは年齢に関係なく起こります。放置すると咀嚼効率の低下だけでなく、顎関節症や誤嚥性肺炎のリスクも増大。学芸大学エリアで「学芸大学 歯医者」と検索して来院される患者さんの中でも、入れ歯の不具合相談は年々増えています。本記事では、合わなくなる原因・応急対処・歯科医院での解決策をわかりやすく解説します。

【目次】

  1. 入れ歯が合わなくなる5つの主因
  2. セルフチェック:受診前に確認すべきポイント
  3. 一時しのぎの応急ケアと限界
  4. 歯科医院でできる3つの調整法
  5. 作り替えのタイミングと費用感
  6. インプラント・ブリッジという選択肢
  7. 「学芸大学 歯医者」で当院が選ばれる理由
  8. まとめ

入れ歯が合わなくなる5つの主因

  1. 顎堤(歯ぐき)の吸収
    抜歯後は骨が年0.1 mmずつ吸収。数年で高さが変わり、入れ歯が浮きます。
  2. クラスプ(バネ)のゆるみ
    金属疲労で徐々に広がり、固定力が低下。
  3. 人工歯の摩耗
    レジン歯は天然歯より柔らかく、噛み合わせがズレる原因に。
  4. 咬合平面の変化
    歯ぎしり・食いしばりで左右差が拡大。
  5. 体重変動や薬の影響
    頬粘膜・舌筋の張力が変わり、適合不良を招きます。

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セルフチェック:受診前に確認すべきポイント

  • 新しい靴擦れのような潰瘍ができている
  • 食事中に「カチッ」と音がする
  • 噛むと頬や舌を噛みやすくなった
  • 1日3回以上入れ歯安定剤を使う
  • 半年以上調整していない

1つでも当てはまれば早期受診を推奨します。

一時しのぎの応急ケアと限界

  • 市販のクッションタイプ安定剤で隙間を埋める
  • 痛む部位にワセリンを薄く塗布
  • 就寝前に必ず義歯用ブラシで清掃
    ただし、安定剤の厚塗りは噛み合わせを悪化させるため2週間以内が限界です。

歯科医院でできる3つの調整法

1. リライニング(裏打ち)

義歯床の裏側に樹脂を追加し、顎堤の形に再適合させます。30〜60分で終了。

2. クラスプ調整

専用プライヤーで微調整し、咬合力を均一に。

3. 人工歯の排列修正

摩耗や位置ずれをピンポイントで補正。場合によっては部分的な歯の交換も行います。

作り替えのタイミングと費用感

  • 使用歴5年以上、かつ年2回以上の調整が必要
  • 床のひび割れや人工歯多数の破折
  • 顎堤の吸収が大きく、リライニングが半年もたない
    保険適用・自費どちらにもメリットがあります。

インプラント・ブリッジという選択肢

「もう入れ歯に疲れた」という方には、固定式のインプラントやブリッジも提案可能。当院ではCT診断を用い、顎骨量を精密評価後に最適プランを提示しています。

「学芸大学 歯医者」で当院が選ばれる理由

  • 日本歯周病学会・顎咬合学会 認定医による総合診断
  • CTを活用した精密義歯設計
  • メンテナンス専任衛生士が長期サポート

まとめ

入れ歯が合わなくなる主因は、顎骨の変化や義歯の摩耗など複合的です。セルフケアで一時的に凌げても、根本解決には調整・リライニング・作り替えが不可欠。当院では、最短30分での調整から、CTを用いたフルデンチャー再製作まで幅広く対応しています。入れ歯の不快感でお悩みなら、ぜひお気軽にご相談ください。

碑文谷さくら通り歯科
院長 太田 彰人
日本歯周病学会 認定医
日本顎咬合学会 認定医
かみ合わせ認定医
厚生労働省認定研修指導医
歯学博士

たまに歯がしみるけど、歯医者に行ったほうが良い?

こんにちは、学芸大学の歯医者 碑文谷さくら通り歯科 院長の太田です。
歯科医師になって26年、これまでの数多くの症例を見てきた中で今回は「たまに歯がしみるけど、歯医者に行ったほうが良い?」について書いていきます。


冷たい飲み物を口にした瞬間「キーン」と歯がしみる——そんな経験はありませんか? 放置しても治ることがありますが、実はむし歯や歯周病のサインである場合も。学芸大学エリアで「歯がしみる」と検索する患者さんが増えているため、本記事では原因・セルフケア・受診の目安をわかりやすく解説します。

【目次】

  1. 歯がしみる3大原因
  2. セルフチェック:受診すべき5つのサイン
  3. 応急的セルフケアと限界
  4. 歯科医院での診断と治療
  5. 予防のカギは「習慣」と「定期検診」
  6. まとめ

歯がしみる3大原因

  • 知覚過敏(象牙質知覚過敏症)
    エナメル質が摩耗し、象牙質が露出することで刺激が神経に伝わります。歯ぎしり・強いブラッシング・酸蝕症が主因。
  • むし歯(Caries)
    初期むし歯は痛みより“しみる”感覚が先行します。
  • 歯周病
    歯ぐきが下がると歯根が露出し、冷水や甘味でしみやすくなります。

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セルフチェック:受診すべき5つのサイン

  1. しみる頻度が週3回以上
  2. 甘い物でも痛む
  3. 歯ぐきが赤く腫れる
  4. 歯ブラシの毛が当たっただけで響く
  5. 冬の外気を吸い込むだけでズキンとくる

1つでも当てはまれば早期受診を推奨します。学芸大学 歯医者で検索すると多数の医院が表示されますが、歯周病学会認定医のいる当院なら精密検査が可能です。

応急的セルフケアと限界

  • 知覚過敏用歯磨剤を2週間使用
  • 酸性飲料はストローで素早く飲む
  • 歯ブラシはやわらかめ+鉛筆持ち
    これらは一時的な緩和策であり、原因治療にはなりません。

歯科医院での診断と治療

  1. 精密検査で原因歯を特定
  2. むし歯の場合はむし治療が必要
  3. 知覚過敏にはフッ化物塗布やコーティング材
  4. 歯周病由来なら歯周病治療が必要

予防のカギは「習慣」と「定期検診」

  • 4ヶ月に1度の定期検診
  • 就寝時のマウスピースで歯ぎしり対策
  • 正しいブラッシング圧
    当院は、担当衛生士制で徹底フォローします。

まとめ

たまに歯がしみるだけでも、むし歯や歯周病の初期サインであることが少なくありません。セルフケアで症状が続く場合は早期受診がベストです。当院では、精密検査を行い、原因に応じた最適治療をご提案しています。お気軽にご相談ください。

碑文谷さくら通り歯科
院長 太田 彰人
日本歯周病学会 認定医
日本顎咬合学会 認定医
かみ合わせ認定医
厚生労働省認定研修指導医
歯学博士

歯医者は何を基準にして選べば良い?

こんにちは、学芸大学の歯医者 碑文谷さくら通り歯科 院長の太田です。
歯科医師になって26年、これまでの数多くの症例を見てきた中で今回は「歯医者は何を基準にして選べば良い?」について書いていきます。


歯科医院は全国に約7万件。学芸大学駅周辺だけでも「学芸大学 歯医者」で検索すると数十件ヒットします。どこに行くべきか迷う患者さんは少なくありません。本記事では、歯医者選びで後悔しないための判断基準をわかりやすく解説します。

【目次】

  1. 自分に合った診療スタイルとは?
  2. 歯科医師の専門性と経験
  3. 設備と技術の充実度
  4. 口コミと実際の体験
  5. アクセスと通いやすさ
  6. 費用と説明の透明性
  7. 予防重視か、治療重視か
  8. 「学芸大学 歯医者」で選ばれる当院の強み
  9. まとめ

自分に合った診療スタイルとは?

歯医者選びの第一歩は「自分がどう治してほしいか」を明確にすることです。例えば、「忙しいので短期間で終わらせたい」「痛みを極力抑えたい」「小児歯科に強い医院がいい」など、優先順位は人によって異なります。学芸大学エリアでも、予防中心のクリニックからインプラントに強いクリニックまで診療スタイルは多種多様です。まずは公式サイトを確認し、自分のニーズと合致するかをチェックしましょう。

歯科医師の専門性と経験

歯科治療は経験値が結果を左右します。補綴治療なら咬合学会、歯周治療なら日本歯周病学会など、専門資格の有無がひとつの指標です。資格は客観的に研鑽を積んだ証拠。学芸大学周辺で「歯周病 認定医」と検索すると限られた医院しかヒットしません。当院は日本歯周病学会・日本顎咬合学会の認定を取得し、26年間で多くの症例を担当してきました。安心してお任せください。

設備と技術の充実度

デジタル技術は歯科を大きく進化させました。CT、マイクロスコープ、口腔内スキャナーの有無で診断精度は大きく変わります。とくにインプラントでは三次元診断が不可欠です。衛生管理体制(滅菌器のクラスやディスポーザブル器具の使用状況)までチェックすると失敗しません。

口コミと実際の体験

GoogleマップやSNSの口コミは参考になりますが、鵜呑みは危険です。ポジティブ・ネガティブ両方の意見を読み、傾向をつかみましょう。最終判断は実際にカウンセリングを受け、スタッフの対応や院内の清潔感を体験すること。当院では、説明に重きを置いており、撮影した口腔内写真やレントゲンを一緒に見ながら治療計画を説明しています。

アクセスと通いやすさ

歯の治療は1回で終わらないことが多いもの。駅からの距離、診療時間、予約の取りやすさは通院継続の鍵です。生活リズムに合う医院を選びましょう。

費用と説明の透明性

自費診療の場合は費用を明確に提示してくれる医院を選ぶことが大切です。見積書や治療計画書があるか、分割払いの可否などを確認しましょう。費用の不透明感はトラブルの元です。

予防重視か、治療重視か

歯を長持ちさせる鍵は予防です。定期検診や歯科衛生士のメンテナンスプログラムが充実しているかをチェックしましょう。「治療が終わったら通院も終了」という医院より、「予防こそ最大の治療」と位置づけている医院のほうが将来的な満足度が高まります。当院では担当衛生士制を導入し、高い定期検診来院率を維持しています。

「学芸大学 歯医者」で選ばれる当院の強み

✓ 日本歯周病学会・日本顎咬合学会の認定医
✓ 26年の臨床経験と最新設備
✓ 痛みを抑えた治療と徹底した感染対策
✓ 予防から高度治療まで一貫対応

これらの強みが口コミで高評価をいただき、多くの患者様に来院いただいております。

まとめ

歯医者選びで後悔しないためには、①自分のニーズ把握、②専門性と経験、③設備と技術、④口コミの裏付け、⑤通いやすさ、⑥費用の透明性、⑦予防への取り組み──この7つを総合的に評価することが大切です。当院では一人ひとりに合わせたベストな治療計画をご提案しています。ぜひ公式サイトをご覧のうえ、お気軽にご相談ください。

碑文谷さくら通り歯科
院長 太田 彰人
日本歯周病学会 認定医
かみ合わせ認定医
厚生労働省認定研修指導医
歯学博士

動物たちの歯について

こんにちは、学芸大学の歯医者 碑文谷さくら通り歯科 院長の太田です。

歯科医師になって26年、これまでの数多くの症例を見てきた中で今回は動物たちの歯について書いていきます。

乳歯は妊娠6週目位からお母さんのお腹のなかで「歯胚」として生まれて、その人生をスタートさせます。


われわれ人間以外にも歯を持っている動物は数多くいます。そして、それぞれの食べ物によって、その形や本数、生え方はさまざまで、特徴の一つとなっています。

そこで今回は動物の歯を見ていきたいと思います。そのなかで特に今回は脊椎動物の歯について書いていきます。昆虫にも口のところに歯のようなものがありますが、これらは外骨格の一部で、歯とは分類されないそうなので、今回は触れないこととします。


歯の主要な機能は食べ物を咀嚼することですが、他にもいついろな役割があります。
獲物を捕まえる、敵を攻撃したり身を守るための武器、物をくわえて運ぶ、生殖行為に補助的に使う、などです。


生命を維持するうえではとても重要で大切なものといえるでしょう。
人間の場合は、これらとは別に発音のためにも重要ですし、きれいな歯だと好印象を与えるといった審美的な意義も少なくありません。


それらの機能を効率よく果たすために、それぞれの動物が特徴的な歯を持っています。


脊椎動物はいくつかの仲間に分けられます。そのなかで我々人間も分類される哺乳類の歯については、その多くが二生歯性異形歯性という特徴を持っています。


二生歯性とは、乳歯と永久歯と二世代あって歯が生え変わること、異形歯性というのは、歯の数が決まっていて、大きさや形のちがう歯で構成されているということです。


これに対しワニなど爬虫類の多くは、多生歯性(一生の間に何度も歯が生え変わる)、同形歯性(同じ形の歯が並んでいる)という特徴があります。


また鳥類については、歯がありません。しかし、代わりとして、砂や小石を入れた筋肉性の砂嚢(さのう=砂の入った袋)を持っていて、食べ物をある程度砕いてから胃に送っています。


両生類・魚類も爬虫類同様、多生歯性・同形歯性の歯を持つ種類が多いそうです。両生類で代表的なカエルは、上の歯だけあって、下の歯はありません。


魚類の多くは歯を持っていますが、それぞれの餌の種類と取り方に合わせて変化しています。ブランクトンや小魚など小さいものをえさにしているイワシやカツオなどは小さい歯しかもっていませんし、餌を食いちぎるタチウオは牙状の歯、苔を食べるアユは櫛形の歯、金魚やコイは歯はないけれど、喉の奥にある咽頭歯が代わりの役割をする、といった具合です。


哺乳類に戻ると、肉食が草食かによって特徴が分かれますし、さらに食べ物によって不思議な歯を持つ動物もいます。

碑文谷さくら通り歯科 
院長 太田 彰人
日本歯周病学会 認定医
日本顎咬合学会 認定医
かみ合わせ認定医
厚生労働省認定研修指導医
歯学博士

歯を抜けたままにするとどうなる!?

こんにちは、学芸大学の歯医者 碑文谷さくら通り歯科 院長の太田です。
歯科医師になって26年、これまでの数多くの症例を見てきた中で今回は「歯を抜けたままにするとどうなる?」について書いていきます。

【概要】
歯を抜いたまま放置してしまうと、見た目だけでなく噛み合わせや周囲の健康にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。具体的には、歯並びの乱れや顎関節症(がくかんせつしょう)のリスク、さらに残っている歯に負担がかかり、将来的に大きなトラブルに発展する可能性も考えられます。本記事では、抜けた歯を放置することのリスクや治療法について解説し、早期対策の重要性をわかりやすくお伝えします。

■目次

  1. 抜けた歯が引き起こす主な問題
  2. 歯並びへの影響とそのメカニズム
  3. 顎関節への負担と症状
  4. 放置し続けるリスクと全身への影響
  5. 歯を補うための主な治療法
  6. 歯を失わないためにできる予防策
  7. まとめ

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1,抜けた歯が引き起こす主な問題

歯が抜けたままになっていると、まず見た目の問題が気になる方が多いでしょう。特に前歯の場合、笑ったときに歯の欠損部分が見えることで大きなコンプレックスになるケースがあります。また、歯を失うと噛む力が低下し、食事の際に不便を感じるようになります。硬いものが食べにくくなったり、咀嚼(そしゃく)のバランスが崩れて胃腸への負担が高まることも少なくありません。

さらに、歯は隣り合う歯や噛み合う歯と互いに支え合うことで機能を果たしています。一部の歯が欠けると、その欠けた部分を補うために残っている歯に負担がかかり、結果として歯全体の寿命が短くなる恐れがあります。特に高齢になってからは、一本の歯の欠損が思わぬ形で健康被害を引き起こすこともあるので注意が必要です。

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2,歯並びへの影響とそのメカニズム

歯を抜けたまま放置すると、周囲の歯が少しずつ動いてしまう可能性があります。たとえば、上の歯が抜けた場合、噛み合っていた下の歯が上方向に伸びてくることがあります。これは、歯が自分の噛み合う相手を探そうとして動いてしまうためです。その結果、噛み合わせがずれて顎(あご)全体に負担がかかり、さらには歯並びの乱れにつながるのです。

また、隣同士の歯は互いに接触し合ってバランスを保っていますが、欠損があると両脇の歯が傾いてしまうこともあります。歯並びが乱れるとブラッシングがしづらくなり、むし歯や歯周病リスクも上がります。こうした長期的な問題を防ぐためにも、抜けた歯を放置せずに早めの治療が大切です。

当院の入れ歯治療ページ

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3,顎関節への負担と症状

歯を失うと噛み合わせのバランスが崩れ、顎関節への負担が増える場合があります。顎関節に過度な力がかかると、顎を開閉する際に痛みや音(カクカク音)が生じたり、口が開きづらくなるといった顎関節症状が出てくることも珍しくありません。

顎関節症は放置すると頭痛や肩こり、首のコリなどの全身症状につながることもあります。特に長期間にわたって歯の欠損を放置していると、噛み合わせのズレが慢性化し、治療にも時間がかかる恐れがあります。つまり、歯を抜けたままにしておくことは、全身の不調へと連鎖するリスクを抱えているともいえるのです。

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3,放置し続けるリスクと全身への影響

抜けた歯の放置を続けると、残った歯の寿命が短くなり、さらに将来的に複数本の歯を失うリスクが高まります。噛み合わせのバランスが乱れて食事に偏りが生じれば、栄養の摂取にも悪影響を及ぼし、免疫力の低下にもつながりかねません。

歯の健康は全身の健康とも深い関わりがあるといわれており、近年では歯周病と糖尿病、心疾患などの関連性も報告されています。歯を一本失うだけでなく、その後の生活習慣や咀嚼力の低下から、思わぬ体調不良が引き起こされる可能性があるのです。だからこそ、歯の欠損を放置しないことが、健康寿命を延ばす上でも重要になってきます。

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4,歯を補うための主な治療法

歯を失った場合、そのままにせず適切な治療を行うことで、口腔内の機能や見た目を回復させることができます。代表的な治療法としては、次のようなものがあります。

  1. ブリッジ
    欠損した歯の両脇の歯を削り、そこに橋渡しをするように人工の歯を装着する方法です。比較的短い治療期間で噛む機能を取り戻せますが、健康な歯を削る必要があるのがデメリットです。
  2. 入れ歯(部分入れ歯、総入れ歯)
    欠損部位に合った形の入れ歯を作り、残っている歯や歯ぐきを利用して固定します。比較的費用が抑えられる一方で、フィット感や咀嚼能力が天然歯よりも劣ることがあり、定期的な調整が必要です。
  3. インプラント
    顎の骨に人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。ブリッジのように周囲の歯を削る必要がなく、噛む力や見た目が天然歯に近いメリットがありますが、外科手術を伴うため費用と治療期間がかかります。 インプラントに関する詳細はこちら

自分に合った治療法を選択するためには、まず歯科医師による正確な診断が欠かせません。口腔内の状態や患者さんのライフスタイルを踏まえて、もっとも適切な方法を一緒に検討することが大切です。

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5,歯を失わないためにできる予防策

そもそも歯を抜かずに済むようにするためには、むし歯や歯周病の早期発見・早期治療が鍵となります。定期検診で歯科医院を受診し、歯石除去や歯周病のチェック、むし歯の初期段階での治療を行うことで多くのトラブルを防げるのです。

また、毎日のブラッシングも見落とせません。歯と歯の間や歯ぐきとの境目までしっかりケアすることで、歯肉炎(しにくえん)や歯周病を予防できます。補助的にデンタルフロスや歯間ブラシを使うと、より効果的に汚れを落とせるでしょう。

加えて、噛み合わせに違和感を覚えたら早めに受診すること、そして生活習慣(食生活・喫煙習慣・ストレスなど)を見直すことも予防策の一つです。歯は自分で再生することが難しい組織だからこそ、日々のケアと定期的な診療が重要になります。

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まとめ

歯を抜けたままにしておくと、見た目の問題だけでなく、歯並びや顎関節への影響、さらには他の歯への負担増大など、さまざまなリスクが生じます。長期的に放置すると更なる歯の欠損につながり、全身の健康にも悪影響を及ぼしかねません。

もし歯を失った場合は、早めに歯科医院を受診して治療法を検討することが大切です。ブリッジや入れ歯、インプラントなど、それぞれにメリット・デメリットがあるため、専門家の意見を聞いたうえで自分に合った治療を選ぶようにしましょう。また、日頃から定期検診と正しいケアを徹底し、歯の欠損そのものを防ぐことが最善策です。私たち歯科医師は、患者さんが長く健康で自分の歯を使い続けられるようサポートをしていきます。歯は一生ものですから、ぜひ今のうちからしっかりと守っていきましょう。

碑文谷さくら通り歯科
院長 太田 彰人
日本歯周病学会 認定医
日本顎咬合学会 認定医
かみ合わせ認定医
厚生労働省認定研修指導医
歯学博士

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