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フッ素の効果とは?—虫歯予防に欠かせない理由と活用方法—

こんにちは!
学芸大学の歯医者 碑文谷さくら通り歯科、歯科衛生士のKです。

今回は、虫歯予防に欠かせない「フッ素」の効果についてお話しします。

目次

  1. はじめに
    • フッ素の重要性
  2. フッ素の3つの効果
    2.1. 虫歯の抑制
    2.2. 再石灰化の促進
    2.3. 歯質強化
  3. フッ素の取り入れ方:実践的活用方法
    3.1. 定期的なフッ素塗布(歯科医院でのケア)
    3.2. フッ素配合歯磨き粉の使用(セルフケア)
    3.3. フッ素洗口液の活用
  4. 虫歯予防への応用とポイント
    • 日常生活での注意点
    • フッ素を活かした予防法の実践方法
  5. まとめ
    • フッ素の効果の総括

1.はじめに

◯フッ素の重要性

皆さんは、歯科医院で「フッ素塗布をおすすめします」と言われたことはありませんか?

または、歯磨き粉のCMで「フッ素配合」とよく耳にするけれど、具体的にどんな効果があるのか詳しく知らない…という方も多いのではないでしょうか。

実はフッ素には、歯を虫歯から守るための3つの大きな効果があります!
今回はその効果を詳しく解説し、フッ素をどのように日常生活に取り入れたら良いのかをご紹介します。


2.フッ素の3つの効果とは?

フッ素には、虫歯予防に役立つ3つの働きがあります。

2.1 虫歯の抑制

お口の中では、食事をすると酸が発生します。

この酸が歯の表面のエナメル質を溶かし、虫歯を引き起こす原因となります。
フッ素には、この酸の発生を抑える働きがあり、虫歯菌を弱らせる効果もあります。

つまり、フッ素を活用することで、虫歯のリスクを大幅に減らすことができるのです!

2.2 再石灰化を促進

食事のたびに、私たちの歯は**「脱灰(歯が溶けること)」「再石灰化(歯を修復すること)」**を繰り返しています。

フッ素は、この再石灰化を助け、歯の修復を促進する役割を果たします。
つまり、初期の虫歯であれば、フッ素の力で改善できる可能性があるのです!

2.3 歯質を強化する

フッ素は、歯のエナメル質を強化し、酸に溶けにくい構造にする効果があります。

フッ素が取り込まれることで、より強い歯になり、虫歯菌に対する抵抗力がアップします!


3.フッ素を取り入れる3つの方法

フッ素の効果を最大限に活かすためには、毎日のケアに取り入れることが重要です。

3.1  定期的なフッ素塗布(歯科医院でのケア)

当院では、4〜6ヶ月ごとに高濃度のフッ素を塗布することをおすすめしています。

歯科医院で塗布するフッ素は、市販の歯磨き粉に含まれるフッ素よりも濃度が高いため、より強力な虫歯予防効果があります。

特に、お子さまや虫歯リスクの高い方には定期的なフッ素塗布が効果的です!

➡ 当院の予防歯科についてはこちら

3.2 フッ素配合の歯磨き粉を使用する(毎日のセルフケア)

フッ素濃度は**1450ppm(大人)や1000ppm(子ども)**のものを選ぶとより効果的です!

また、歯磨き後にすぐにうがいをしすぎると、フッ素が流れてしまうので注意が必要です。

✔ 歯磨き後は、少量の水で1回だけ軽くゆすぐ
✔ 夜寝る前の歯磨きでフッ素をしっかり残す

こうすることで、フッ素が歯にとどまり、効果を最大限発揮できます!

3.3 フッ素洗口液の活用(追加の虫歯予防)

フッ素配合の洗口液(マウスウォッシュ)を使うことで、フッ素を長時間歯にとどめることができます

特に、学校や職場で歯磨きができない場合でも、洗口液を使えば手軽に虫歯予防が可能です。

➡ 当院の予防歯科について詳しく見る


4.虫歯予防へのポイント

フッ素は、**「虫歯を防ぐ」「歯を修復する」「歯を強くする」**という3つの大きな効果を持つ、私たちの歯を守る強い味方です。

当院では、定期的なフッ素塗布や予防歯科を行っていますので、虫歯予防をしっかりしたい方は、ぜひお気軽にご相談ください!


5.まとめ

✔ フッ素には「虫歯の抑制」「再石灰化の促進」「歯質強化」の3つの効果がある
✔ 歯科医院での定期的なフッ素塗布が虫歯予防に効果的
✔ フッ素入りの歯磨き粉や洗口液を日常的に使用すると、さらに予防効果が高まる

虫歯にならないためには、毎日のセルフケア+歯科医院での定期的なチェックが大切です!
フッ素を上手に活用し、一生健康な歯を守りましょう! 🦷✨

メンテナンスを受ける人と受けない人の違いとは?—将来の歯の健康を守るために—

こんにちは!
碑文谷さくら通り歯科、歯科衛生士のSです。

今回は「メンテナンスに通う人と通わない人の違い」についてお話しします。

皆さんは「歯のメンテナンス」と聞くと、どんなことを思い浮かべますか?

「むし歯も治療したし、痛みもないから歯医者に行く必要はない」と思っている方も多いのではないでしょうか?

しかし、実はメンテナンスを受けるかどうかで、将来の歯の健康には大きな差が出るのです。

参考:厚生労働省歯科疾患実態調査より

そもそもメンテナンスとは?

歯のメンテナンスとは、むし歯や歯周病の予防、進行抑制のための定期的な歯科治療や口腔ケアを指します。

特に歯周病や小さなむし歯は、自覚症状がないまま進行するため、気づいたときにはかなり悪化していることも少なくありません。

厚生労働省の「歯科疾患実態調査」によると、10代の頃から定期的に歯医者に通っている人とそうでない人では、80歳のときに残っている歯の本数が2倍以上も違うというデータがあります。

つまり、若いうちからメンテナンスを習慣化しているかどうかが、生涯にわたる歯の健康を左右するのです。

➡ 当院のメンテナンスについて詳しくはこちら


メンテナンスの重要性

メンテナンスを受けることで、次のようなメリットがあります。

  • 歯周病の予防と進行抑制
  • むし歯の早期発見・早期治療
  • 歯石・プラークの除去による口臭予防
  • 正しいセルフケア方法の習得

むし歯や歯周病が進行すると、治療のために歯を削ったり、最悪の場合は抜歯が必要になったりすることもあります。

そうならないためにも、定期的なメンテナンスで予防することが大切なのです。

➡ 歯周病について詳しく知る


当院のメンテナンス内容

では、実際に当院で行っているメンテナンスの内容をご紹介します。

① むし歯のチェック

歯科医師によるむし歯チェックを行います。

むし歯は早期発見が重要で、痛む前に治療すれば削る量も最小限で済み、歯への負担を減らせます

➡ むし歯治療についてはこちら

② 歯周ポケット検査

歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)の深さや出血の有無を調べます。

この検査によって、歯周病の進行具合を評価し、歯ぐきの炎症や歯石の有無をチェックします。

➡ 歯周病治療の詳細

③ 磨き残しチェック&歯磨き指導

メンテナンス後の口腔内を清潔に保つためには、正しいセルフケアが欠かせません

患者さん一人ひとりの口腔内の状態に合わせて、磨き残しの多い部分や効果的な磨き方をアドバイスします。

④ クリーニング・歯石除去

専用の器具を使い、普段の歯磨きでは落としきれないプラークや着色汚れを除去します。

歯石が付着していると細菌が増えやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まるため、定期的な除去が必要です。

➡ クリーニング・歯石除去について

⑤ 必要に応じた追加ケア

患者さんの口腔内の状態に応じて、以下のケアを行うこともあります。

  • フッ素塗布(むし歯予防効果を高める)
  • 知覚過敏の処置(歯がしみる症状の軽減)
  • 口腔内写真の撮影(経過観察のための記録)
  • レントゲン撮影(目に見えないむし歯や歯周病の進行確認)


将来の歯を守るために、定期的なメンテナンスを!

「痛みがないから大丈夫」と思っているうちに、むし歯や歯周病は静かに進行していきます。

痛みが出てから歯医者に行くのではなく、痛みが出る前にメンテナンスで予防することが大切です。

生涯、自分の歯で美味しく食事を楽しむためにも、ぜひ定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることをおすすめします!

皆さんの健康な歯を守るために、私たちが全力でサポートいたします。


まとめ

今回は「メンテナンスを受ける人と受けない人の違い」についてお話しました。

歯の健康は、一生ものです。日々のセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスを両立させることで、将来の歯の状態が大きく変わります。

ぜひ、皆さんもご自身の歯を大切にし、健康な口腔環境を維持しましょう!

ご相談・ご予約はいつでもお気軽にどうぞ!

年末年始のお休み

令和6年12月30日(月)から令和7年1月5日(日)まで冬季休暇のため休診とさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

副鼻腔炎と歯

「歯が痛い!!」となったとき、普通は歯の病気、虫歯や歯周病を疑います。けれども、痛みが上あごの奥歯の場合は、歯の異常ではなく鼻の周りの異常というケースもあります。今回は副鼻腔炎と歯の関係で
す。

副鼻腔とは、鼻の奥にあって、上あごやほおに囲まれた鼻腔と通じている空洞で、
・上顎洞(じょうがくどう)、
・前頭洞(ぜんとうどう)、
・篩骨洞(しこつどう)、
・蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)
の4つにわかれています。


この副鼻腔に風邪などのウィルスや細菌の感染によって炎症が起きるのが、副鼻腔炎です。

蓄膿症(ちくのうしょう)と呼ばれることもあります。
副鼻腔炎の炎症が上顎に近い上顎洞に起きたとき、非常に近い関係にある上顎の奥歯の根のあたりや歯茎に痛みが出ることがあるのです。

副鼻腔炎による歯の痛みの特徴として、
・上顎の奥歯が何もしなくてもズキズキする、
・かみ合わせた時に痛む、
・歯の根が浮いた感じがする
、などがあります。


さらに歯の痛み以外に頭痛、目の奥の違和感、おじぎやかがんだりなど動いた時にひびく、口の中や鼻からの悪臭、などの症状が出ます。


また、逆に歯および歯周組織の炎症が上顎洞に移行することもあります。進行した虫歯のむし歯菌が歯
の根の先から、歯周病菌が歯周ポケットから、上顎洞に侵入して炎症を起こすのです。このように歯の炎から上顎洞が炎症を起こしたものを「歯性上顎洞炎」と呼びます。

鼻が原因の場合は「鼻性上顎洞炎」となります。


治療ですが、副鼻腔炎も含めて、上あごの奥歯やその周辺に痛みや違和感などがある場合、まず原因を
はっきりさせることが大切
です。原因によって治療方法が変わってきますし、歯科と耳鼻科の医院間連携が必要となる場合があるからです。まずは、かかりつけの歯科医院で相談しましょう。


具体的な治療方法としては、鼻からくる副鼻腔炎の場合は、抗生剤を服用することによって炎症を収め
ることで、歯の痛みもなくなります。歯の病気が原因の場合は、まず、歯の治療を進めます。
副鼻腔に広
がるほどの炎症ですので、抜歯に至るケースもあります。続いて耳鼻科医によって副鼻控の腫れた粘膜や残った膿を取り除きます。


歯性上顎洞炎になるほどの歯の病気はかなりの重症なので、そのようにならないように日ごろのメイン
テナンスや定期健診で予防に取り組んでください。

口臭が気になる、、、口臭を抑える生活習慣

こんにちは、学芸大学の歯医者 碑文谷さくら通り歯科 院長の太田です。

歯科医師になって26年、これまでの数多くの症例を見てきた中で今回は「口臭を抑える生活習慣」について書いていきます。

私たちは多かれ少なかれ、ほかの誰かと接しながら生活を送っています。
そんな毎日のなかで、口臭で相手に不快感を与えてしまうようなことはできれば避けたいものです。
今回は食事などを中心に生活習慣のなかで口臭を抑える方法を考えてみます。

口臭の原因はいろいろありますが、その8〜9割はお口の中にあります。
そのなかで多いのは、口の中の粘膜の細胞が剥がれ落ちたものや、歯にはさまった食べかすなどが腐敗し、揮発性硫黄化合物となって悪臭を放っている場合です。


揮発性硫黄化合物は、硫黄化水素(卵が腐ったようなにおい)、メチルメルカプタン(生臭い、魚や野菜が腐ったようなにおい)、ジメルサルファイド(生ゴミのようなにおい)などでこれらが混ざり合って不快なにおいとなります。


揮発性硫黄化合物などと聞くとやっかいなもののようですが、これらの腐敗物は、食事をしたり、歯を磨いたり、うがいをしたり、というようなことで取り除くことができます。


また、1日のなかでは、口臭は早朝が最も強く、食後に口臭が減ります。昼食前や夕食前も口臭が強くなります。

これは食事やうがいなど口腔活動から時間が経過するほど口臭が強くなることを示しています。
さらに、唾液には口臭予防に関連した洗浄作用、抗菌作用、粘腹保護作用などがあり、睡液の分泌量が
口臭に大きく関わってきます。


これらを踏まえて、口臭を抑える生活習慣を考えてみます。


●まず、朝は朝食を摂らない方がいますが、口臭予防のためにも朝食を摂りましょう。どうしても時間が取れないとすれば、せめてうがいだけはして、腐敗物を流しましょう。


●昼食前やタ食前に口臭を指摘されたりする方は、食間にティータイムの時間を作るなどすれば効果があります。


●さらに、朝食に限らず食事は流し込めるようなものより、よく噛まないと食べられないものをできるだけ選ぶようにして、唾液の分泌が盛んになるようにしましょう。


食事の時間もゆっくり取って、よく噛むことを意識していただければよいと思います。


●早食いの習慣が抜けないという方は、自宅で食事をとるときなどに食材を大きめにカットして調理すると自ずと噛む回数が増えるので、やってみてはいかがでしょう。


●さらに加えるとよい習慣が舌の清掃です。歯みがきの前に行います。力を入れすぎて、舌の表面を傷つけてしまわないよう注意します。


口臭の問題の多くは上記の方法で抑えることができますが、歯周病などその他の原因で起こることもあります。

症状が改善されないと感じるときには、歯科医院に相談してください。

碑文谷さくら通り歯科 

院長 太田 彰人

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